シュノーケリング・ダイビング・海洋調査 海のことなら 潜水団体スリーアイ

潜水団体スリーアイ 03-3722-2750

スリーアイとは?

スリーアイは1994年に設立された「潜水団体」です。

私たちは、スリーアイのことを「潜水指導団体」ではなく「潜水団体」と呼んでいます。

それは、ダイビング、スクーバダイビングに限らず、スキンダイビングやスノーケリングといった、いろいろな海へのアプローチをとらえ、指導だけではなく海を通じたライフスタイルの提案をしていきたいと考えているからです。

もっと、もっと海を身近に、そして楽しみを感じてみませんか?

スリーアイの理念

海を最初に見たとき、その雄大さに心をうたれ、水面の下にはどんな世界があるのだろうと興味をそそられました。

そして、海に親しみ、泳ぎ始めたときに、私たちの可能性が大きく広がったのです。
はじめは、機材に頼らずに水中へ泳ぎだしました。マスクとフィンを使うとクリアーな視界と、より広い世界を獲得することができました。

私たちの興味はつきません。
「もっと永く、深く、広く」海の世界を知りたいと。
SCUBAはその可能性をより広げました。私たちの興味は可能性を生みだし広げています。
それは海に泳ぎだしたいという根本的な願いからだったのです。

私たちは、水中で自由自在に存在したいのです。
そのためにも泳げるダイバーの育成に力を入れています。
これは、万が一のアクシデントにも対応できる可能性を広げることでもあります。
また、水中生物へ与えるストレスも最小にできるでしょう。

私たちは、水中を自由に泳ぐ魚のようなNekton(ネクトン)であり、時にはBenthos(ベントス)のように海底をじっくりと留まり、思考しまたある時は海に身をまかせるPlankton(プランクトン)のように海では自由自在な存在になりたいのです。
地球規模の環境破壊が危惧される今、海洋の自然保護を真剣に考える必要のある時代です。
私たちは環境を正しく評価することのできるダイバーの育成が急務であると考えています。
「定点観察」は私たちの持つテーマの一つです。
日本には四季があり、海は季節ごとに景観を変えていきます。
また、同じように見える海でも、視点を変えると異なった顔を持つことに気がつきます。
観察し続けることで多くのことを知ることができるのです。
永くダイビングを楽しむ仲間たちと素晴らしい海を次の世代につたえましょう!

スリーアイと環境教育

現在、二酸化炭素・環境ホルモン・ゴミなど、環境問題は世界的な感心ごとになっています。環境教育は、このような環境問題に関心を持ち、問題を解決したり、未然に防いだりするために必要な知識・技能・態度・実行力などを身につけた人々を育てることです。

環境教育は、長期的・継続的に教育活動が行われる必要があります。そこで段階的に三つの目標を設定しゴールを目指すのが一般的です。

第一段階は、「関心を持つ」こと。この段階では、自然に接し・親しみ・感心を持って海が好きになることが目標です。

 第二段階は、「理解する」こと。興味を持ち、好きになった自然のことを、いろいろ調べ、自然の仕組みを理解することが目標です。

第三段階は、「行動する」こと。自然が抱えている環境問題を自らの問題とし、その解決に向けて正しい判断で実行に移すことです。

環境問題の解決方法の一つに自然保護活動があげられます。環境教育の考え方では、始めから環境保護活動を実践するのではなく、このように段階を追って、自発的に保護活動を実践する人々を育てようとしています。

ダイビングは、余暇を豊かに過ごすレジャースポーツと位置づけられています。ここにダイビングリーダーの意識を追加することで、環境教育の一つの手段として社会的な役割を担うことができると思います。

現在、ダイビングリーダーの全員が、環境保護に感心があるわけではないと思います。しかし、海の環境が悪くなり、潜って楽しくない海になってしまえば、その海でのダイビング活動はできなくなってしまいます。自分たちの活動の場を守ることの必要性は、どなたにも賛同頂けると思います。素晴らしい海を守りながら、その海を通して自然の素晴らしさを伝えるという意識を持つことが大切だと思います。

では、ダイビングリーダーにおける環境教育の実践について、環境教育の三つの段階を考えてみましょう。

第一段階の「関心を持つ」こと。海のすばらしさを伝え、海を好きになってもらうということは、既にダイビングリーダーの皆さんが実行していることです。更に、ここに参加者の感動や自らの発見を大切にする仕組みを導入することが大切です。

第二段階の「理解する」、第三段階の「行動する」は、参加者とともに、作っていくとよいと思います。

ダイビングリーダーは、知識・技術において、あるレベル以上でなくてはなりません。しかし、環境教育を実践する人は、場を作り、方向性を示すことが重要で、自然のことについて参加者以上に知識を持っていることは絶対条件ではありません。共に学ぶ態度が大切なのです。共に学ぶ態度があれば、参加者と共に、第二段階・第三段階を作っていけるはずです。

今後、ダイビングの目的に、環境教育という項目が追加され、各地でダイビングを通した環境教育が実践されるようになって欲しいと思います。